◇2011年度 円借款案件 応札者リスト
　 【中国、ベトナム、タイ、マレーシア】

◇日本政府、ベトナムの６案件に979億円の円借款〜前期分を表明
　 −新規はオモン火力発電所３号機建設とゲアン省灌漑排水改善−

◇2011年度円借款案件の受注状況��コンサル〜成約額34％減
　 −総額350億円〜５年ぶりに500億円台を割り込む−
　　　■地域別／東南アジアと南アジアが首位を争う〜中東が大幅減
　　　■国別／ルーマニアが首位〜86億円の鉄道建設１件のみ
　　　■分野別／運輸が７年連続トップ〜成約額全体のほぼ半分
　　　■案件別／10億円超の大型案件は前年度比で半減
　　　■日本企業の受注比率は５割弱〜インドネシアが連続２位
　　　■企業別／オリコンが受注額で３年連続首位〜日本工営は件数多く
　　　■全体の受注額上位20社／日本企業は８社がランクイン

◇2011年度円借案件の受注状況��本体工事〜14％減の5,001億円
　 −件数・対象国・分野は拡大〜イラクが６倍増の837億円−
　　　■地域別／東南アジアが２年振り首位〜南アジアが６割減
　　　■国別／ベトナムが６年ぶり首位〜サブサハラ２国が10位内に
　　　■分野別／運輸が成約総額の半数超える〜鉱工業が急伸
　　　■案件別／エジプト博物館の633億円が最大〜日本企業応札せず
　　　■企業別／大成建設がトップ〜ベトナムなどで４件受注
　　　■企業本拠地別／日本企業の成約額は33％〜ゼネコン健闘

◇川崎市、水ビジネスの海外展開で官民連携組織を設立〜民間39社
　 −ＪＩＣＡとも連携覚書〜ベトナム・中国・豪州で活動へ−

◇双日、ベトナムの300MW火力発電所ＥＰＣを受注〜三菱重工製
　 −韓・大林産業と共同で280億円−

◇ＪＩＣＡ、2012年度上期のＰＰＰインフラＦＳを採択〜計７件
　 −のべ58法人が19件提案〜ベトナムのロンタイン国際空港等−

◇神鋼環境ソリュ、ベトナムの工業団地で水供給・排水事業を検討
　 −出資・ＥＰＣ・Ｏ＆Ｍ／ＪＩＣＡが海外投融資を準備−
　　　■ＹＫＫとロッテのベトナム工場向けに水処理設備を連続受注

◇ベトナムのホーチミンメトロ１号線、地下土木工事を２工区に分割
　 −ベンタイン駅周辺工区の入札方式をＤＢＢに変更へ−

◇日立造船、ベトナム初の大型廃棄物発電プラントで実証を開始
　 −ＮＥＤＯより受託／日量75トン処理し約２MWを発電−

◇日本政府、パッケージ型インフラ輸出の支援策を全面的に強化
　 −関係大臣会合で決定〜2012年度内に施策実施へ−
　　　■2011年度、インドネシアの大型火力ＩＰＰなどで成果

◇丸紅、ベトナム・ギソン第２火力発電所の事業権入札で有利に
　 −石炭焚き1,200MW／他２グループが失格−

◇世界の原子炉、稼働基数が９基減〜計画は新興国などで３基増
　 −進捗は足踏み／日本原子力産業協会が集計データを発刊−

◇双日、ベトナムのタイビン２石炭火力発電所を受注〜1,200MW
　 −東芝の蒸気タービン発電機を100億円で供給〜亜臨界圧−

◇住友商事、ベトナムのホーチミンメトロ１号線で高架土木工事受注
　 −現地国営ゼネコンと626億円で〜完工は2016年末の予定−

◇日本政府、ミャンマー向け円借を再開〜2012年度内Ｅ/Ｎめざす
　　 ■メコン首脳会議で５カ国のインフラ57案件を提示〜総計2.3兆円

◇韓・現代重工業、2011年受注高は前年比47.2％増の253.24億ドル
　 −造船と非造船ともに伸長/2012年受注目標は305.52億ドル−

◇海外水循環システム協議会、組織を再編〜民間45社が参加
　 −社団法人として日本政府からＦＳ受託へ−

◇ＪＩＣＡ、ベトナムのホアラック・ハイテクパークに円借152億円
　 −道路・下水処理・電力〜国家的な科学・産業技術集積拠点−

◇ＪＦＥスチール、ベトナムの製鉄所建設でＦＳ〜年産350万トン想定
　 −台湾企業のプロジェクトが対象〜過半出資での参画が前提−

◇東京ガス、ペトロベトナムガスとＬＮＧ関連で包括協力協定を締結
　 −ＬＮＧ基地などベトナムでのＬＮＧバリューチェーン構築に協力−

◇エリア・国別注目プロジェクト総点検�A〜東南アジア��
　　　■ベトナム〜案件数多いが進展遅く／都市鉄道で競争激化
　　　■カンボジア〜隣国タイ・ベトナムとの連結を構想
　　　■ラオス〜水資源活用の外資導入事業が林立
　　　■ミャンマー〜民主化で経済も急速に注目集める

◇ベトナム都市鉄道建設計画の現状〜ホーチミン１号線で入札が佳境
　 −ハノイでは支援国の思惑が交錯〜円借款路線で入札準備−
　　　■ホーチミン：１号線のコントラクター選定で契約交渉
　　　■建設費増加も国会承認は不要に〜ベンタイン駅の仕様に懸念も
　　　■ハノイ：２号線入札準備〜欧州勢に日本式信号の採用を阻む動き
　　　■ＪＩＣＡが両都市で都市鉄道統括会社の設立支援〜利便性向上へ

◇東京ガス・エンジニアリング、ベトナムでＬＮＧ受入基地向けＦＥＥＤ
　 −ペトロベトナムガス向けに受注／完成は2015年予定−

◇ＪＩＣＡ、カラチ環状鉄道復旧などで準備調査を発注〜他10件
　 −ジブチで国際港を改修／バングラで幹線道路の橋梁整備−

◇韓・斗山重、越モンズオン１火力発電で機器を受注〜1.3億ドル
　 −モンズオン２のＥＰＣも受注済み〜米ＡＥＳが融資組成−

◇日本の製造業、海外進出で中・印の人気が頭打ち〜ＪＢＩＣ調査
　　　■海外現地法人数が７％減少〜既存拠点を強化の意向
　　　■海外生産比率・売上高比率は上昇傾向続く〜中期予想も
　　　■有望国はインドネシア・ブラジルの人気上昇〜カンボジア登場
　　　■インドは道路・電力が課題／中国は東北・内陸に分散化
　　　■インフラ展開は３割が商機と認識〜化学と電機・電子が関心高く

◇日立プラント、東南アジア４カ国とインドに現地法人を設立
　　　■サウジの産業機器メンテ企業を買収〜アラムコ向けなど事業拡大

◇ＪＩＣＡ、2011年度下期のＰＰＰインフラＦＳを採択〜計８件
　 −のべ42法人から14件の提案〜調査費上限1.5億円を負担−